日本一の長寿の長野県民は日本一塩分を摂取している!



長寿遺伝子

 

 

減塩運動から入って、いろいろと長野県の長寿の要因を書いてきたわけですが、まだまだ理由になりそうなことがあります。

 

 

毎日紫外線を浴びているということです。紫外線はシミの原因になり、皮膚がんにもつながるからNGなのでは、と思うかもしれませんが、実はそうではなく、紫外線を皮膚に浴びることでビタミンDを作りだせるのです。ビタミンDが合成されれば、骨粗しょう症、乳がんなどのがん予防にもなると証明されています。

 

 

長野の人は、毎日畑や果樹園など外へ出て仕事をしているので病気にもなりにくいのでしょう。また、野菜摂取量が日に379gということで、全国では一番多く、りんごやぶどうなど果物摂取量も多くなっています。

 

 

食事にかける時間も、104分と非常に長いのですが、寿命を延ばす「長寿遺伝子」のスイッチを入れるためには最適な習慣なのです。長寿遺伝子である「サーチュイン遺伝子」は、カロリー制限、ポリフェノールの一種(レスベラトロール)で活性化するのですが、長野県では野菜中心の食事で、しかもゆっくり食べるので理想的なのです。

 

 

また、発酵食品である味噌を食べる習慣もポイントになっています。味噌は発酵過程で作られるアミノ酸の一種(GABA)が豊富に含まれており、最終的には血圧の低下につながります。味噌汁の塩分を気にするかもしれませんが、飲み過ぎたりしなければ、血圧は上がりません。問題は塩分だけではないということです。